大学芋が美味しい

大学芋が美味しい。

これ、この一言に尽きる。あまりにも美味しく、私の胃袋をがっちりホールドして離れないので、この美味しさを伝えるべく筆をとった次第である。

 

まず、最初に一言ことわっておく必要があるだろう。

さきほど、「大学芋が美味しい」などと声高々に言ったが、私の大学芋に対するこだわりが存在し、そのこだわり(条件)を無事に満たした大学芋について美味しい(delicious!)と言ったのである。

 

まずは、大学芋を想像してほしい。

こちらは至って真面目なので、この一文をただただ流し読みするのではなく、本当に大学芋を想像してほしい。全身全霊で想像してほしい。

 

形状、飴の具合、胡麻の有無、そしてその温度。

 

想像できたでしょうか。

 

スティックタイプ、飴はカリカリ、胡麻は無し、冷たい大学芋。

 

これが、私の考える「世界で1番美味しい大学芋」の状態である。異論は絶対に認めないので、もし、さきほど全力で想像した、あなたの心の中に寄り添う大学芋が、私の大学芋と違う場合は、すぐにこの記事を読むのをやめ、めちゃイケでも観て寝るが良い。

 

私の心の中に寄り添う大学芋と同じものを想像したあなたは、仲間、いや家族も同然である。

仲良く手を取り合い、木山裕策の「home」を熱唱したのち、大学芋を囲んでマイムマイムでも踊ろう。

 

私とあなたは芋きょうだいなのである!

スティックタイプ、飴はカリカリ、胡麻は無し、冷たい大学芋派閥以外の大学芋派閥は、我々のマイムマイムを指をくわえて眺めると良い。

 

さて、大学芋はスーパーのお惣菜コーナーにも売っているが、スーパーのお惣菜コーナーにある大学芋は常温で、かなり甘えた環境下に置かれた坊ちゃん大学芋なのである。

美味しい大学芋、やはりそれは人間すら生きていくのが難しい、そんな過酷な環境に置かれてはじめて味わうことができる貴重なものである。

そんな素晴らしい大学芋がやすやすと手に入る、そんなあまっちょろい話は普通ないのである。

 

そう、普通は。

しかし、それを可能にしているスーパーウルトラありがたいお店が存在する。

 

セブンイレブンである。

 

セブンイレブンでインスタントの蒙古タンメン中本を買い求める時代はとうに去ってしまった。今は、冷凍コーナーにある大学芋の時代なのである。

 

セブンイレブンに行ったのに、大学芋を買わないなんて、人生の1割損をしている。していないが。

 

とにもかくにも、美味しい大学芋にこれまでの常識を破られ、3食大学芋を食べるくらいの衝撃を与えられるので、セブンイレブンの大学芋を食べるべし。

 

美味しいので。